【取材】女性自身も仕事や人生と向き合い切り拓く姿勢を支援/アメージング・フューチャー

ウーマンエンパワー協会では、さまざまな企業の取り組みを取材しています。

今回は、ウーマンエンパワーアワード2023で最終ノミネートされた株式会社アメージング・フューチャーに、ダイバーシティ&インクルージョンや女性活躍推進の取り組みを伺いました。

<企業概要>株式会社アメージング・フューチャー(東京都杉並区)

設立:2007年

売上高:6億円

従業員数:60名(うちパート8名。2024/1月時点)

事業内容:女性専用フィットネスの運営(14店舗)

Q. 16年目に入られたアメージング・フューチャーさんですが創業の経緯を教えてください。

新卒で入ったコンサルティング会社にいた際に仕事は楽しい、続けたい、自分の人生の可能性を広げてくれるものが仕事と感じていたなかでしたが、どうしても男性社会のなかで結婚・出産ができるイメージがわきませんでした。

そこで、脱サラして起業をし、自分が思う「女性が自立して働ける会社」を創りたいと起業しました。

現在も女性社員比率100%、女性管理職比率(課長職以上)14.5%となっています。

Q.  社員のキャリア支援としての「ランクアップ表」を導入しているということですが、具体的にはどういうものですか?

全員に公表されているランクが10段階あり、月1回の会議で毎月昇給できるようにして、努力を支援する形をとっています。

通常「評価制度」というのは、上司が部下を「評価」するものですが、弊社では、努力の方向性の明確なスケールを用意することで、一人一人が自分のなりたい姿から、自分が目指すランクと時期を決定し、上司は本人のなりたい姿に向けて伴走し、ランクアップした際は共に喜ぶという仕組みにしています。

誰かに用意してもらう、活躍させてもらう、ではなくて、「自分で決めたなりたい姿」に向かって自分で切り拓いてもらいたい。なので、入社後は、人生を仕事をどうしていきたいのか、などライフプランに徹底的に向き合ってもらいます。

社員が仕事、プライベートの理想を実現するため、ライフプランシート3種類(ライフプラン、2年計画、働き方選択シート)を使って、社員それぞれの理想を実現しながら組織を進化させるためのマネジメントを実行しています。

自立して活躍し続けるためには、キャリアが必要。キャリア=替えの効かない存在になることという定義をしています。替えの効かない存在というのは、誰かの補助の仕事ではなく、自分が主役で活躍ができること、どこの業界にいても通用するマネジメントや人財育成などの仕事ができるようになることと教えています。では、そのためにいつ実力をつけるのか?第一子を妊娠するまでが一番自分のためにだけ時間が使え、キャリアを築くチャンスです。実際に、数年で課長や部長に昇格するケースもあります。

また、それぞれのキャリア志向やライフスタイルに合わせて働ける複線型キャリアアップ制度に加えて、「ゆとり社員」「ママ社員」などは勤務日数や時間を選ぶことができるようにしています。

現状は13名が限定社員を選択しています。

Q. 設立4年目くらいから仕組化を進めてらっしゃるということですが、どういったポリシーを大切にされているのでしょうか。

公平性と透明性は大事にしていますね。

女性の組織でイメージされがちな誰かをえこひいきしたり、問題を公表しない、ということはしません。

感情ではなく、しっかり可視化した情報をもとに、個人ではなくチームで1つ1つ解決していくようにしています。

なかなか女性を活躍させてもらえない、などと環境や男性上司への文句を言うのではなく、

まず私たち自身が仕事や人生をどうしたいのか、

本気で考え自分で切り拓いていこうというメッセージを伝えていきたいです。

代表取締役 大田原 裕美

国際基督教大学卒業後、コンサルティング会社に入社。
活躍するのはほとんどが男性という社会の状況を目の当たりにし、「女性がいつまでも自立して活躍できる会社をつくる」ことを理念に2007年、株式会社アメージング・フューチャーを創業。フィットネスクラブ14店舗を経営。60人の社員は100%女性。「自分たちが活躍する場所は自分で創る」ことを大切に、社員全員が主役として活躍している。女性の仕事との関わり方やライフプラン・キャリアプラン形成について、若いうちから考えて欲しいと考え、女子大等で講演活動も積極的に行っている。

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