【開催報告】ウーマンエンパワーオンラインアワード2020

 

 

ウーマンエンパワー賛同企業プロジェクトでは、
「全ての人が働きがいをもてる社会づくり」「女性の組織内地位の向上」の推進を応援しています。

世界経済フォーラムが公表した「ジェンダー・ギャップ指数2019」でも
日本の順位は153カ国中過去最低の121位となっており、
いまだ収入格差があったり、女性はチームに参加していても決定権をもつことが少ないままです。

実態として男女双方のよい視点を生かし合う社会にはまだ遠く、この取り組みや取材を通じても
「日本は一部の企業を除きまだまだ模索中」という状況を感じるなかで、
意思をもって努力している企業ともっと事例・情報を共有することで流れを盛り上げていきたいと活動しています。

女性活躍を進めることは
「全ての人で取り組む問題であり、全ての人が働きやすくなることに繋がる」ことでもあり、
これまで以上の成果に繋げることが大事だと考えています。

 

 

 
 

【審査員コメント 株式会社キャリア・マム 代表取締役 堤香苗氏】

2006年度から計画的・段階的な女性リーダー比率30%以上への目標に取り組み、2020年度始めには既に28%が見えているなど、継続努力されています。 就業環境においても、リモートアクセスシステム整備や在宅勤務展開、時間単位年休制度などに取り組まれ、成果を出されている点が評価されました。男性の育児休職取得推進に取組んでおり、2017年度から3年連続取得率100%を達成しています。さまざまな施策のなかでも、女性の次期リーダー層には、数百人単位での「朝日ウィメンズ・レボリューション・プログラム」による教育啓蒙を実施しており、今後の「部長・支社長職以上のリーダー育成」にもさらに期待します。

 

【審査員コメント 株式会社FeelWorks社長/株式会社働きがい創造研究所会長

/青山学院大学兼任講師 前川孝雄氏】

女性管理職30%目標に向け3段階の取り組み方針を掲げ、リーダー候補輩出のため「ライフステージに合わせた制度設計」「キャリア開発支援」「情報発信」を軸に取り組んでいます。仕事に「職能タスク(日々の専門業務)」「事業タスク(中期計画を実現するための仕事)」という名前を付け、社員はその両方の仕事をする者と定義。職能タスクを効率化し、時間を捻出する。捻出した時間を、中期計画を構想し、生み出した事業タスクにあてることを求めています。 今後の注力課題は、①女性にもスポンサーシップ(引き上げる)が発揮されている状態づくりと、②「無意識の偏見」に取り組む とのことで期待しております。

 

 

【審査員コメント リントス株式会社代表取締役 川崎貴子氏】

2019年より男性の育休取得のサポート窓口を設置し、推進のため管理職を含めた社内理解促進に努めていらっしゃいます。例えば、育児休業の取得の仕方によっては社会保険料の免除があり、その場合に給付金も含めると手取りがどのように変化するかというモデルケース試算を提示し、取得のハードルを下げ、取得率向上を実現されています。また、土日祝日勤務のベビーシッター料を全額会社負担(上限あり)にしたり、副業制度で柔軟な働き方を認めています。研修を含めて、会社は働くスタッフのためにこれをやる意義がある、というメッセージをきちんと社内広報している点も評価されました。

 

【審査員コメント 株式会社BNGパートナーズ代表取締役社長 

子育てマイスター協会 代表理事 事務局長 蔵元二郎氏】

育休取得は所属長を中心に理解が進んでいることや、7日以上の取得で5万円を支給したりするなかで、徐々に利用してもよいのだという認識が社内で広まり、制度利用する人が増えました。2016年には男性取得率3.2%だった育休取得者は2019年度は18.6%と取り組みの成果が少しずつ表れています。

介護経験を含めて、自分のリアルな生活体験をお客様への提案など業務に生かしてほしいとキャリア支援に取り組み努力中ということなので、今後はさらに女性の勤続年数がより男性(平均勤続年数14年と長い!)に近づいていくことを期待したいですね。

 

当日は、殿堂入り・(株)シーボンの執行役員 瀧様に応援コメントもいただきました。
 
 
◆ウーマンエンパワーアワード2020総括◆
 
【審査委員長 NPO法人ファザーリング・ジャパン/理事NPO法人コヂカラ・ニッポン /代表、小学校・中学校 (元)PTA会長
三井物産系の上場会社社長 理事、ライフシフト・ジャパン/副会長 川島高之氏】
 
今回のアワードでは、「男性の育児休暇取得」をテーマにしているエントリーが目立ちました。
ただの号令ではなく、収入の手取り額をサポートするなど、社員の立場・デメリットに歩み寄った具体的な施策で利用促進の成果を上げている企業が増えています。
また、女性管理職の比率引き上げのために、まずはその「候補者を育成」していく段階である企業も多いながら、経営・管理職を巻き込んで着実に取り組みを進めている企業が増えてきている印象でした。
性差にかかわらず期待され、鍛えられる機会の提供が進み、強みを生かしあって経営への良い効果が出る事例がますます増えていくことを願っております。
 
▼オンラインアワード プレゼンの様子(上から朝日生命保険相互会社、アディッシュ株式会社、生活協同組合コープみらい、株式会社ノバレーゼ)
 
 
当日の様子はYoutubeママハピチャンネルでご覧いただけます(クリックで視聴)
 
 

 

 

 

まだ途上の日本において、女性活躍という言葉がなくなる社会のために少しでも発信できたらと

思っております。引き続き、ウーマンエンパワーの活動を一緒に盛り上げていただきたく、

ご支援・ご指導のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

2021/02/24